「IWI日本語校正ツール」は、AIを用いた文脈の自然さによる文章表現のチェックや、一般的な誤字や誤使用のチェック、公用文向けのチェック、用語集によるチェック、チームでの管理機能などを実装しています。順次、機能の拡張を予定しています。
AIによる文脈を踏まえた文章チェック
前後の文脈から表記や意味に不自然な点がないかをAIによりチェックします。(漢字の誤変換により意図しない字を使ってしまった場合や、使用されている助詞について他の助詞でも文脈的に問題がない候補がある場合などに、代替候補を提示)
基本的な文章チェック
書き誤りやすい熟語や誤りやすい語句、重複表現(二重表現)、呼応表現、誤字脱字、文法の誤用、一部の口語表現(話し言葉)、二重否定、「ら抜き」言葉といった要素をチェックします。
公用文作成のためのチェック ※有償版ではON/OFF設定が可能
「公用文作成の考え方(令和4年1月11日内閣官房長官通知)」に即したチェックを行います。
※実装範囲は上記文書の「Ⅰ表記の原則」における、「1漢字の使い方」「2送り仮名の付け方」「3外来語の表記」から抜粋した形を取っています。
※システムの制約や意図しない定義により、上記範囲においても間違った指摘を行う場合や正しく指摘ができない場合がありますのでご注意ください。
登録した用語集による校正 ※有償版機能
有償版では、登録した用語集による校正が可能です。指摘したい内容の追加や、出してほしくない指摘を抑制することが可能で、独自に校正のパターンを設定したい場合に有効です。
例1:「プロプラン」という文字に対して、必ず「Proプラン」を指摘として出す
例2:「試料」という文字に対しては、どんな指摘も出さない
※用語集1つにつき最大1,000件の定義が作成可能です。
指定された文字の組合せによっては、設定通りの指摘とならない場合あります。また指摘の種類によっては、抑制できない場合があります。
短い言葉を登録すると、大量に指摘が出てしまうことがありますのでご注意ください。
利用者/チームごとの校正ルール設定 ※有償版機能
有償版では、**「公用文作成のためのチェック」のオン/オフの設定と、「登録した用語集による校正」で使用する用語集のセットを、「ルールセット」**として保存できます。複数セットを作っておくことで、利用シーンに応じた校正を実施することができます。
※個人またはチームにて使用できるルールセットは個人/チームそれぞれ10個まで作成可能です。
※複数ライセンスご契約時に利用可能
複数ライセンスをご契約いただいた場合、チーム機能が利用可能です。2ライセンス目以降を他のユーザーに割り当てることや、チーム内でルール設定を共有して使用することができます。
チェック後の文章は、画面上でそのまま編集することが可能です。編集後の文章はコピーして使用することができます。
画面上での編集は入力や削除などに加え、以下の操作が可能です。
ファイルを直接読み込ませることで、ファイル内から自動で抽出したテキストを画面上に表示し、画面上での校正が可能です。以下のファイルに対してテキストの抽出が可能です。